「政治の展覧会:世界大戦と前衛芸術」引込線/放射線パブリケーションズ

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編集長:松井勝正|副編集長:中島水緒
出版社:EOS ART BOOKS
サイズ: A4判

出版社サイトよりーーーーーーーーーーーー
未来派のマリネッティの活動がファシズムへ展開した論理とはどのようなものだったのか? ロシア・アヴァンギャルドのリシツキーの活動がスターリニズムのプロパガンダへと発展していった過程とはどのようなものだったのか? 第一次世界大戦下、反戦から生まれたダダやマルセル・デュシャンの戦略とその可能性とは? ファシズムとスターリニズムが渦巻く状況下から出発したクレメント・グリーンバーグは、どのように戦後美術の理論を形成していったのか? 両世界大戦期に結びつく、群衆、大量生産、資本主義、債券、スペイン風邪、原子力とは何だったのか? 民主主義と資本主義が抱える課題が噴出した両世界大戦期の前衛芸術を検証し、現代の芸術と社会の関係を考えるために不可欠な基盤を提示する。
 
20世紀前半の前衛芸術を当時の政治・社会状況との関わりから読み直す8本の論考に加え、今号のキーパーソンであるマリネッティとリシツキーのテクスト邦訳を掲載。さらに、図版と解説文で構成されるカタログでは、芸術作品だけでなくあらゆる事象を批評的考察の対象とした「架空の展覧会」を紙上で掲示する。「100兆パピエルマルク」「群衆」「スペイン風邪」「SFとしての20世紀」「カモフラージュ」「都市封鎖」などを「政治の展覧会」の出品作として展示・解説する。