「平成美術 うたかたと瓦礫 1989-2019」椹木 野衣/京都市京セラ美術館編

「平成美術 うたかたと瓦礫 1989-2019」椹木 野衣/京都市京セラ美術館編

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椹木 野衣/京都市京セラ美術館 編
出版社: 世界思想社
サイズ: B5変

出版社サイトよりーーーーーーーーーーーー
平成年間の日本の現代美術を総括する 経済崩壊、大震災、テロ……すべてがうたかたと消え、瓦礫となりうる時代、美術は、個人の作品ではなく、離合集散するアーティストたちの集合的活動になった!
平成を代表する14のグループや集合体の主要作約70点を200枚余の写真でフルカラー掲載。 椹木野衣の平成美術論、平成美術史カラー年表(731項目、図版77点)、赤坂真理・立岩真也・片山杜秀の平成論を収載。

ミシン目で切って貼ると本が完成する、ブックカバー型ポストカード15枚付 ブックデザイン・松本弦人

◆平成を代表する14作家の主要作を掲載
平成を代表する14のアーティストグループや集合体を椹木野衣が選定。主要作約70点を200枚余の写真でフルカラー掲載。
【14作家と主な作品】
Complesso Plastico《Love and Gold》/IDEAL COPY《Channel: Peace Cards》《Channel: Exchange》/テクノクラート《WAR BAR》《Dutch Life》シリーズ/DIVINA COMMEDIA《DIVINA COMMEDIA》/GEISAI《GEISAI#11》/Chim↑Pom《ビルバーガー》《SUPER RAT》シリーズ/contact Gonzo《公園》《ヘルシンキにて》/東北画は可能か?《方船計画》《東北八重山景》/DOMMUNE《DJ JOHN CAGE & THE 1000 WORLDWIDE DJS》/パープルーム《フロレアル》/突然、目の前がひらけて《渡れるかもしれない橋》/クシノテラス《雑巾の譜》《昆虫千手観音》/國府理「水中エンジン」再制作プロジェクト《國府理 水中エンジン redux》/人工知能美学芸術研究会(AI美芸研)《作品J》 *資料として《カオス*ラウンジ宣言2010》も収載。
◆椹木野衣の平成美術論 ・平成とはどんな時代だったのか? 平成のアートに何か起こったのか? なぜ「**年代」ではなく「平成」という元号で括るのか? 現代美術批評の第一人者、椹木野衣が3万字の論考で平成美術を総括。
・「傷ついた時間」という新たな概念を提起。時の停滞(「悪い場所」)の背後に、天皇と改元の影があり、それが日本列島の地質学的不安定と密接に結び付いていることを指摘。
・最前線の美術批評であると同時に、平成論と美術の融合が生み出す、独自の時間論。
◆平成美術史カラー年表 ・平成年間(1989-2019)に起きた、社会の主要な出来事と美術史上の主要な出来事あわせて731項目を77点の図版とともに掲載。
・村上隆、奈良美智、会田誠、チームラボ、岡本太郎、森村泰昌、PostPet、なすび画廊、目[m é]などの作品や展示風景の写真を掲載。
・震災や原発事故など特に重要な出来事は、当時の新聞紙面の画像を掲載。

◆赤坂真理・立岩真也・片山杜秀の平成論 「元号とそれなりに一体化できた、おそらく最後の時代の国風文化」赤坂真理 天皇小説の作家としても知られ、アート誌編集長の経験をもつ著者が、平成のアートを分析。水墨画や漢字かな混じり文にまで起源を遡りAKBに接続する、現代の国風文化としての漫画論。 (あかさか・まり/作家、パフォーマー/著書に『ヴァイブレータ』『東京プリズン』『愛と性と存在のはなし』など)
「とくにかわったことはなにも」立岩真也 「アートは、人が受動的であってよいことを示している」独自のアート論を自らの経験にもとづいて展開。 (たていわ・しんや/社会学者/著書に『私的所有論』『ALS』『弱くある自由へ』など)
「恐るべき平成元年」片山杜秀 「歴史の大事」やその芽は、平成元年にことごとく起きていた!平成元年を振り返りながら、平成全体を総括し、日本社会を分析する。重厚な平成論。 (かたやま・もりひで/政治学者、音楽評論家/著書に『音盤考現学』『未完のファシズム』『皇国史観』など)
◆平成美術を深く知るためのブックリスト ・巻末には、平成美術を深く知るためのブックリストも。
・書評家としても知られる椹木野衣が選んだ、平成を深く知るための文献123冊(「平成論」「平成の思想/批評/美術」「平成の文学/詩」)と、平成を代表するアーティストグループや集合体をより深く知るための文献・サイト74件を掲載。

著者略歴:
1962年埼玉県生まれ。 故郷の秩父で音楽と出会い、京都の同志社で哲学を学んだ盆地主義者。 美術批評家として会田誠、村上隆、ヤノベケンジら現在のアート界を牽引する才能をいち早く見抜き、発掘してきた。 既存のジャンルを破壊する批評スタイルで知られ、蓄積なしに悪しき反復を繰り返す戦後日本を評した「悪い場所」(『日本・現代・美術』新潮社)という概念は、日本の批評界に大きな波紋を投げかけた。 ほかにも読売新聞(2010-2011)、朝日新聞(2017-)の書評委員としてあらゆる分野にわたる書評多数。 多摩美術大学教授にして岡本太郎「芸術は爆発だ!」の精神的継承者。 芸術人類学研究所所員も務める。1児の父。 おもな著書に、『シミュレーショニズム』(増補版はちくま学芸文庫)、『反アート入門』『アウトサイダー・アート入門』(ともに幻冬舎)、『太郎と爆発』(河出書房新社)、『後美術論』(美術出版社、第25回吉田秀和賞)、『震美術論』(美術出版社、平成29年度芸術選奨文部科学大臣賞)。