「鯉江良二物語」梅田美津子

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著者:梅田美津子
出版社:生活の友社
言語:日本語
サイズ:13.0 x 18.8 cm

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土を母に、火を父に生まれた野生児、 良二にこの本で久しぶりに会えた。

─谷川俊太郎

「先生のことを恐い人だと言う、いつもその場の雰囲気を引っ掻き廻す人だと言う人物評を今までに何度も聞いて来た。当り前だ。先生は本気で生きている。その時その時を。─そのかわり実に細やかに相手を気遣い思いやる。若い人に対する時でも決して偉そうになどしない。まるで対等であるごとく礼を尽くす人である。」(本文より) 2020年8月、惜しまれつつもこの世を去った鯉江良二。稀代の陶芸作家に長年よりそった画廊主が、その横顔を描く。

 

鯉江良二
1938年愛知県常滑市生まれ。57年愛知県立常滑高等学校窯業科卒業。62年常滑市立陶芸研究所に入所、66年同研究所を退所、陶芸家として 独立。陶芸家・現代美術家として国内外で高い評価を受けている。92年愛知県立芸術大学美術学部陶芸科教授に就任、2004年退職。12年に体調を崩し制作を休 止、13年に食道癌手術の後遺症で声を失う。現在は病気療養に専念。
主な受賞: 1962年現代日本陶芸展課題作品入賞、63~69年朝日陶芸展入選(毎年)、72年第3回バロリス国際陶芸ビエンナーレ展国際名誉大賞受賞、93年日本陶磁協会賞受賞、2001年織部賞受賞、05年中日文化賞受賞、08年日本陶磁協会金賞受賞。
主な個展: 96年「鯉江良二展《地⇄人》」(岐阜県美術館)、08年「鯉江良二展─思う壺」(パラミタミュージアム)、10年個展(イギリス、ギャラリーベッソン)、15年「鯉江良二展─土に還る それ以前・それ以後─」(愛知県陶磁美術館)、19年個展(銀座 黒田陶苑)。本書著者が店主を勤めるギャラリー器館では頻繁に個展を開催している。その他、国内外の展覧会、グループ展に多数出品。