暮沢 剛巳 著
出版社:筑摩書房(ちくま新書)
サイズ: 新書判
出版社サイトよりーーーーーーーーーーーー
「現代アートは難しい」と言われる。デュシャンが便器に署名を入れたことがなぜ革命的だったのか?村上隆が作るフィギュアやハーストの鮫のホルマリン漬けのどこがアート?現代において美術は思潮や文化を映す鏡のような役割を持っているため、作品制作時の時代背景や中心概念を知らないと理解しにくいのだ。そこで本書では、20世紀以降の美術を、タテ軸(歴史)とヨコ軸(コンセプト)から位置づけ、どのような文脈で何を訴えているのか、読み解くための100のポイントを解説した。この一冊で、鑑賞が何倍も楽しくなる。
著者略歴:
1966年生まれ慶應義塾大学文学部卒業。美術評論家。東京工科大学デザイン学部教授。武蔵野美術大学、多摩美術大学、女子美術大学、跡見学園女子大学、桑沢デザイン研究所非常勤講師。アート、建築、デザイン、サブカルチャーなどに関して幅広く執筆活動を行う。著書に『現代アートナナメ読み』(東京書籍)、『美術館の政治学』(青弓社)、『「風景」という虚構』(ブリュッケ)、『美術館はどこへ?』(廣済堂出版)、編著に『現代美術を知るクリティカル・ワーズ』(フイルムアート社)、『ミュージアムの仕事』(平凡社)、共編著に『ビエンナーレの現在』(青弓社)、『アートを書く!クリティカル文書術』(フィルムアート社)などがある。