"見るということ" ジョン・バージャー

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Title: 見るということ
Author: ジョン・バージャー
監修: 飯沢耕太郎
翻訳: 笠原美智子
Publisher: 筑摩書房(ちくま学芸文庫)
言語: 日本語
サイズ: 14.8 ✕ 10.5 cm

写真の登場で、人間は膨大なイメージに取り囲まれ、歴史や経験との対峙を余儀なくされた。見るという行為そのものに肉迫した革新的美術論集。

すべての芸術は生の文脈とのかかわりを持つ―写真が発明されて以来、人間はさらに多くの膨大なイメージに取り囲まれてきた。そこでは、「見る」という行為が人間にとって不可避な事態として浮かび上がってくる。それは自らの生の経験の蓄積を、歴史・社会・文化と構造的に対峙させることでもあった。ザンダー、ベーコン、マグリットらの作品を通して「見るということ」の地平から、人間の本性と文明にまで肉迫する。強い影響力を持つ新たな美術批評の形を模索していった著者による、写真を学ぶ人、美術を語る人、必携の美術評論集。
この本の目次
なぜ動物を観るのか?(なぜ動物を観るのか?―ジル・エローに捧ぐ)
写真を使う(スーツと写真/苦悩の写真/ポール・ストランド ほか)
生きられた瞬間(素朴派と専門家/ミレーと農夫/シーカー・アーメットと森 ほか)

ジョン・バージャー
John Berger 1926年、ロンドン生まれ。美術批評家、脚本家、小説家、ドキュメンタリー作家。美術教師などを経て著述業に入る。著書に『見るということ』(ちくま学芸文庫)『革命と芸術』『ピカソ/その成功と失敗』などの評論の他、多数の小説・脚本がある。