"ヴォイス・オブ・ヴォイド──虚無の声" ホー・ツーニェン
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"ヴォイス・オブ・ヴォイド──虚無の声" ホー・ツーニェン

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Artist: ホー・ツーニェン
Title: “ヴォイス・オブ・ヴォイド──虚無の声”
Publisher: 書肆侃侃房
サイズ: 25.0 x 17.5 cm


映画、インスタレーション、演劇的パフォーマンスなどジャンルを横断する表現活動を行い、シンガポールを代表するアーティスト、ホー・ツーニェン。

《ヴォイス・オブ・ヴォイド—虚無の声》は、西田幾多郎や田辺元を中心に京都帝国大学で形成された知識人のグループ「京都学派」を主題とし、VRとアニメーションを用いた映像インスタレーションです。この作品は、山口情報芸術センター[YCAM]をはじめとする多くのコラボレーターたちと共に制作されました。

2021年に同名のタイトルのもとYCAMで開催された展覧会の記録に加え、脚本、アーティストやコラボレーターによる対談・座談会、哲学研究者の論考を収録し、作品の背景や制作プロセスを読み解きます。

<展覧会情報>
「ホー・ツーニェン エージェントのA」
会場:東京都現代美術館
会期:2024年4月6日(土) - 7月7日(日)
>>詳細はこちら

ホー・ツーニェン Ho Tzu Nyen
シンガポール出身。ホー・ツーニェンは、歴史的、理論的テクストとの出会いから出発して映画、インスタレーション、パフォーマンスを制作している。近年の作品には、トラ人間(《一頭あるいは数頭のトラ》、2017年)や三重スパイ(《名のない人》、2015年)といった変容する人物たちが登場するが、進行中のプロジェクト《東南アジアの批評辞典》(2012年〜)がこれらの作品を包括している。
個展を豊田市美術館(2021年)、山口情報芸術センター[YCAM](2021年)、エディス-ラス・ハウス(オルデンブルク、2019年)、クンストフェライン・ハンブルク(2018年)、 明現代美術館[McaM](上海、2018年)、アジア・アート・アーカイブ (香港、2017年)、ビルバオ・グッゲンハイム美術館(2015年)、森美術館(2012年)、サブステーション(シンガポール、2003年)等で開催している。第54回ヴェネツィア・ビエンナーレ(2011年)では、シンガポール館代表として個展を開催。近年参加した主なグループ展には、「あいちトリエンナーレ2019 情の時代」、第12回光州ビエンナーレ(2018年)、「二頭あるいは三頭のトラ」(世界文化の家、ベルリン、2017年)、第10回上海ビエンナーレ(2014年)、コチ=ムジリス・ビエンナーレ2014等がある。
演劇的作品は、TPAM – 国際舞台芸術ミーティング in 横浜(2018年、2019年、2021年)、オランダ・フェスティバル(アムステルダム、2018年、2020年)、ウィーン芸術週間(2014年、2020年)、世界演劇祭(ミュールハイム・アン・デア・ルール、2010年)、クンステン・フェスティバル・デザール(ブリュッセル、2006年、2008年、2018年)等で上演。映画は、ベルリン国際映画祭(2015年)、サンダンス映画祭(2012年)、カンヌ国際映画祭(2009年)、ヴェネツィア国際映画祭(2009年)で上映されている。その他、台湾人アーティスト、シュウ・ジャウェイとともに第7回アジア・アート・ビエンナーレ「山と海を越えてくる異人」(国立台湾美術館、2019年)の共同キュレーションを行っている。また、ベルリンのDAAD 奨学金(2014〜15年)、アジア太平洋酒造協会基金芸術賞の大賞(2015年)を受賞している。