週末に行きたい!東京近郊の展覧会紹介(2023年5月〜6月)
少しずつ暑くなってきましたね!
LUCKYRECORDSのスタッフが行った、もしくはこれから行きたい展覧会を紹介します。
今週末から行ける展覧会を中心に紹介していきます!
[ご注意]
急遽会期中の営業時間や、開館情報が変更になる場合があります。おでかけ前に、必ず各施設の開館情報を確認してください。
六本木アートナイト2023
今週末限り!2009年からはじまった六本木の街を舞台に夜通し行われる1夜限りのアートイベントです。今年は「都市のいきもの図鑑」をテーマに、動物や昆虫と人間、そして都市における生態系をアート作品やパフォーマンスを通じて考えます。
期間中はたくさんのプログラムが予定されていますので、事前に見たいもの、体験してみたいものをピックアップして出かけられると、より楽しめると思います。
https://www.roppongiartnight.com/2023/programs
森美術館、国立新美術館、サントリー美術館、21_21 DESIGN SIGHTといった美術館では、通常の展覧会も開催中ですので、あわせて気になっていた展覧会にも足を運ぶこともでき、一日アート漬けの週末になりそうです!
会期:2023年5月27日(土)10:00~5月28日(日)18:00https://www.roppongiartnight.com/2023/
マティス展 Henri Matisse: The Path to Color 東京都美術館@上野
色、形、線、冒険の始まりと題された、後期印象派の巨匠アンリ・マティスの展覧会です。フォービズム(野獣派)を生み出し、その後のアートに決定的な影響を与え、歴史にその名を刻んでいます。世界最大規模を誇るパリ、ポンピドゥー・センターのコレクションから150点あまりが公開されており、そのキャリアを一望できる展覧会になっています。
アーティストを志したのも20歳を過ぎてからと、決して早咲きではないマティス。マティスが歴史に名を残すアーティストとなったその源流には、徹底的な過去の作品研究と、その時代に自分が何を表現すべきかを見極める姿勢があったのだと気づかされます。
色彩と光、アートは何を表現するべきか、アーティストの方にも、興味深い展示なのではないでしょうか。
(スタッフより。こちらはミュージアムショップのグッズも充実しています!)
会期:2023年4月27日(木)~8月20日(日)
場所:東京都美術館
https://matisse2023.exhibit.jp/
吉村 弘 風景の音 音の風景
神奈川県近代美術館 鎌倉別館@鎌倉吉村弘は1940年生まれの音楽家、作曲家です。本展覧会は吉村の没後20年のを記念し、企画された回顧展です。
吉村は、エリック・サティ、ブライアン・イーノらの影響をうけ、1970年代初めごろから環境音楽のパイオニアとして活躍します。小杉武久が中心となって結成された即興音楽集団「タージ・マハル旅行団」としても活動し、多くの公共空間の音響デザインにも関わりました。その活動は音楽制作にとどまらず、パフォーマンス、原稿執筆、ドローイングと多岐にわたります。
近年では、アメリカシアトルのインディペンデント・レコード・レーベルであるLight in the Attic Recordのジャパン・アーカイブ・シリーズとして発表された「Kankyō Ongaku: Japanese Ambient, Environmental & New Age Music 1980-1990」が2020年のグラミー賞、ベスト・ヒストリカル・アルバム部門にノミネートされるなど、日本の環境音楽の再評価の機運が高まり、細野晴臣、久石譲、坂本龍一らと並び、吉村弘、芦川聡、尾島 由郎らもその先駆として高い評価を受けています。神奈川県近代美術館のサウンド・ロゴを吉村が手がけており、2016年に閉館し聞くことのできなくなってしまった鎌倉館のサウンド・ロゴが、本展覧会会場である鎌倉別館で復活するそうです。
初夏の鎌倉は、週末の外出にもとても気持ちが良さそうです。
制作過程の貴重な資料や、音の出せる楽器もあわせて展示されていますので、ぜひ鎌倉散策とあわせてでかけてみてはいかがでしょうか。
会期:2023年4月29日(土)~9月3日(日)
場所:神奈川県近代美術館 鎌倉別館
http://www.moma.pref.kanagawa.jp/exhibition/2023-yoshimura-hiroshi