著者:徳丸吉彦
出版社:左右社
サイズ:B6判並製
民族音楽学とはどのような学問なのでしょうか。
私は、人間と音楽の関係を考える音楽学の分野と考えます。
人間はなぜ音楽を実践し、音楽をもっているのか、そして音楽を扱う能力である音楽性とはどのようなものか。
これらの問いに答えるのが民族音楽学です。
著者略歴
徳丸吉彦(とくまる・よしひこ)
音楽学、とくに音楽記号学と民族音楽学を専攻。2002年から2007年まで放送大学教授、現在はお茶の水女子大学名誉教授、聖徳大学教授。著書に『民族音楽学』『民族音楽学理論』(ともに放送大学教育振興会)、『音楽とはなにか』(岩波書店)、『三味線音楽の旋律的様相』(仏文)、『音楽・記号・間テキスト性』(英独仏文)など。共編に『ガーランド世界音楽事典7 東アジア』(英文)などがある。